ブログを更新しました! Just Updated My Blog! 【蔦温泉の源泉掛け流しでプチ湯治を再体験】
2017年02月01日
青森県十和田の奥の奥、南八甲田にある一軒宿で温泉三昧を楽しんできた。
元々温泉が大好きで、北東北のあっちこっちの秘湯へ、湯治旅をしているのだが、ココ蔦のお湯は本当にいい。
以前の宿までのアクセスは、青森駅から路線バスに乗り約2時間。
雪深い酸ヶ湯を経由して、ようやく辿り着けるまさに秘湯中の秘湯だったが、現在は北海道新幹線の新設駅「七戸十和田」を利用することができる。
事前に宿へ送迎バスの予約をお願いすれば、十和田駅で出迎えてくれるのはとってもウレシイ。
この送迎車を利用すれば、在来線へ乗り換える必要もなく、新幹線駅から宿まで直接行くことができるのは非常に便利。
鄙びた宿の温泉は、男女別の時間帯で利用できる「久安の湯」と、男湯・女湯と分かれている「泉響の湯」の2種類がある。
早速久安の湯に浸かってみたが、相変わらずブナの湯舟がとてもいい。
時折、湯底のブナ板の間からブクッと水泡が現れる。
できたて新鮮なお湯が静かに湧きあがっているのだ。
まさに源泉掛け流しとはこのことを言うのだろう、床一面が流れ出した湯で濡れていて、その湯量も半端ではない。
やや熱めのお湯で長湯はできないが、うっすらと額に汗が出てくる頃に風呂から上がるのが正しい入り方らしい。
湯上がった後は全身が温泉成分に包まれて、いつまでもポカポカしているのは当然のことだが、例えようのないいい感じの”気だるさ”が素晴らしく気持ちいい。
あまり時間を空けずに、連続で温泉に浸かるのは非常に危険なので、もう一つの泉響の湯は夕食後の楽しみとした。
宿の食事は夕食・朝食と、部屋食ではなく食事処で宿泊客みんなで取ることになる。
夕食は、東北の郷土を洋風にアレンジしたもので、鄙びた宿の雰囲気とはマッチングしないのも返って斬新なアイデアだと思う。
おいしい夕食でお腹がいっぱいになったところで、泉響の湯へ行ってみる。
泉響の湯は久安と比べて新しくて、明るく広い脱衣室があるのには少し驚いた。
浴槽から梁までがものすごく高く、不思議な開放感があるのが特徴。
ヒバで作られた正方形の浴槽は、久安と同じく底から新しいお湯が湧き出ていて、時折大きな湯玉が上がってくるのが見える。
浴槽から絶え間なく溢れでるお湯を見ていると、いかに大量の源泉が涌きでているかがわかる。
帰路の昼食用として、蔦温泉でお弁当を頼んでみた。
おにぎり弁当だ。
かなり大きな握り飯2個とから揚げ、宿自慢の漬物が添えてある、極々シンプルな弁当であったが、コレがたまらないほど旨かった。
湯治とは本来、1週間くらい温泉宿に滞在して、じっくりと療養するのがいいようだが、週末だけのあまり温泉効力を期待できない短い時間ではあったが、北東北の素朴で温かい人々に触れられた国内旅であった。
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